
2025年 初春。
あけましておめでとうございます。
と言うには遅すぎる時季となりました。
2025年3月13日。
さくらのしらべ (小田さんのバーイベ)の音が近づく頃となってしまいました。
間が空いてしまいましたが、
2024年は
皆様にとってどんな一年だったでしょうか。
新たな何かに出会った一年
大きな変化のあった一年
それぞれに
忘れられない想いがあった一年では
ないでしょうか。
2024年は
ハロオタの私にとって
「別れ」の一年でした。
自分の推しが
親しい方の推しが
ことごとくご卒業なさって、
年間を通して
なんだかセンチメンタルな気分で
過ごしていました。
しかし、
それでも現場に行き続けてしまうのが
ハロオタのさが。
長年見てきたものやひとが変わっても
それで空いた心の穴を埋めるように
音楽を求めてまた足を運ぶ。
2024年はそんな
不変の音楽の力を
改めて感じました。
さて、
ここまで高尚に聞こえるようなことを
述べてきましたが
結局はオタク。結局は追っかけ。
そのまとめとして
今年もあちこちに行ったなという
思い出を紐解きながら、
ハローを中心に
およそ20の現場で観た中での
「個人的楽曲大賞」を
候補を挙げながら
選んで参ります。
予め断っておきますが、
今年は書いているうちに
すごい切なくなって
ポエミーになってしまいました。
曲名は題目だと思って、
散文集としてお読みください。
◎大器晩成 (Juice=Juice/カバー)
2月の冬ハロー(チームB)仙台公演。
カバーパートでJuiceが披露したのは
特に印象的だったのは代名詞と言える落ちサビも担当したえば。
これがまた格別だった。
今思えばえばの歌唱に徐々にのめり込んでいった1年でもあった。
そして、最も脳裏に焼き付いているシーン。
それは西乃風むーむー(植村川村)の一幕。
植「何にも 惑わされずに♪」
植(パートを歌い終えるとすぐに川村を探してひな壇へダッシュ)
アンジュメン(美人が急に駆け寄ってきて動揺する一同)
植?(川村を見つけるや否や全力抱擁)
川(KIRAKIRA PERFECT SMILE)
犬(満足げに場位置に戻る。なお既に曲は終わっている)
長らくブラン堂でコンビを組むふたりの
絆を感じた瞬間だった。
共に立つハロコンは
植村の卒業によりこのツアーが最後。
今年を象徴する瞬間のひとつであった。
◎ロマンティック浮かれモード (竹内朱莉/カバー)
4月のMSMW 青森公演。
俺も遂にこの曲と対峙する時が来た。
ポジションは青森Quarter、
後方わんぱくゾーン。
イントロが流れる。
M-lineに来る手練れのオタとはいえ
流石に狭いか、前方は立ったままだ。
しかし俺の周りは即座に土下座。
俺もこの好機、好位置を活かすほかない。
勿論土下座だ。
パッション迸るウリャが飛ぶ。
馬鹿っぽいとのたまう
日和見のオタはそこには居なかった。
最後方こそ最高峰だ。
俺はまたひとつ大人になれた気がする。
竹内最強。
◎灰toダイヤモンド (BEYOOOOONDS)
4月のビヨ春 岩手公演。
最初で最後の夢羽のいるビヨ単独。
花道だけを歩けたら
それが一番幸せかもしれない。
でも、茨道にも
よそでは得難い何かが見つかる。
どれだけ回り道をしても
いつも味方の仲間がいるよ。
遠慮せず輝きな夢羽。
また遊ぼうね。
◎抱いてよ! PLEASE GO ON (OCHA NORMA/カバー)
5月の茶 春 岩手公演。
石栗を気に入って以来
茶の現場にだけ来る幼馴染と共に
現場へ。
実質3列目で、
奴は石栗
俺はまどぴから
随所でレスをいただく。
立っているのがやっとの中
流れたのはハロオタが歓喜する
ビビッドなイントロ。
昨年('23)のれいなバーイベで
すっかりこの曲が気に入っていた俺は
大きな声を出してしまった。
公演後、奴曰く
「あの曲の時は
明らかに様子がおかしかった」
との評を頂戴した。
◎Brilliance of memories (植村あかり)
6月のJuice あーりー卒コン。
さきに述べた冬ハローでの
大器晩成で駆け回っていた大型犬は
どこへやら。
Juice=Juiceとして
リーダーとして
最後に立つ武道館では
そのカリスマというか
空気を掌握する才覚を見せつけた。
勿論、素の植村さんらしい
飾らない部分も随所に見せたが、
この人のステージングには
いつも隙が無い。
永遠に憧れです。
◎ENDLESS LOVE 〜I Love You More〜 (井上春・上國料・遠藤・小野・高瀬/カバー)
7月の夏ハロー(アルタイル)仙台公演。
今年に入ってハローに目覚め
急激に力を伸ばしてきた同僚オタと共に現場入り。
彼にとっては初のハロー現地であった。
個人的にはエメグリ組のこの曲が素晴らしかったことや
川村さん最後のハロコンで
紫組のハイレベルなC/Cを見れたこと、
ダンバコの降臨で紫を振ってたら
野中さんに爆レスをいただいたこと。
様々に思い出深い公演となったが、
彼の方はほとんど記憶を失っていた。
無理もないだろう。
愛生ちゃん以外の名を
ほとんど知らないのに
初めての公演で全ユニットが登場して
フルパワーの降臨まで付いてきたのだ。
それでも帰途の中で
記憶をすり合わせ、
結局全てのグループに1日でおおよそ推しを見出してしまった。
今では立派に
もももに蔑まれたいと願う日々を送っている。
大したものだ。
彼が我が軍に加わってくれたことが
この公演の、
そして今年一番の財産だった。
◎お願い魅惑のターゲット (中山夏月姫(・田代すみれ)/カバー)
11月の茶 秋 秋田公演にて。
コラ〜!ができました。
たのしかったです。
◎ディスコ・カーニバル (BEYOOOOONDS)
11月のビヨ秋
TOCHIGI DO DANCE!!
夢羽のいない「10ビヨ」。
所在のない想いを抱えながらも
自然と心は現場に向かっていく。
東北道をひた走る。
会場に着く。
それでも何かふわふわとした感覚。
ホールを包む
ミラーボールのような光線。
Coming now......
Coming now......カーニバル
耳馴染みのないイントロ。
何色を振れば良いかわからない感覚。
全てが初めてのような気がした。
何故だか涙が流れた。
今でもそれが、
身勝手な喪失感なのか
音楽の素晴らしさからなのか
見当がつかない。
でも、その中でわかった。
夢羽のいない「10ビヨ」。
それは確かにBEYOOOOONDSだった。
公演は素晴らしかった。
ファイナル武道館も感動的だったと聞く。
俺はのちのある日、
栃木で赤く光らせて振ったライトを。
DNAの「新風世代」のパートで
一瞬だけ赤く光らせたライトを
ふと思い出して、
2024年のビヨオタとしての活動を終えた。
◎臥薪嘗胆 (アンジュルム)
11月のアンジュ秋 高知公演。ほぼ紀行文。
田舎者の私は、
土曜に高知で行われる公演のために
木曜夜の飛行機で秋田を発った。
伊丹からはレンタカー。
大阪から四国には
淡路島を渡ればほど近い。
車内はリミスタの音声で満ちる。
かみことかわむの最後のリミスタ。
そういえば
淡路は玉ねぎが有名なのだそうだ。
西乃風ブラン堂で言っていた。
金曜は港町の久礼を訪れた。
新子、と呼ばれるのは
ソウダガツオの幼魚。
高知ではメジカとも呼ぶ。
ぶしゅかん、という
当地特有の柑橘を
ふんだんに絞って
酢醤油と共に食べる。
日本の裏側から来たような人間には
どれも新鮮な体験だった。
その夜、
高知イオンでの一言お話会で
初めて川村さんとお話をした。
前半数秒は
出会えて幸せだった
武道館までお互い頑張りましょう。
と真面目に伝えた。
後半数秒は
かわむが決め台詞的に
一時用いていた
「み〜んなのことを捌いちゃうぞ!」。
俺はこれが何故かやたらと好きだったので、
「なたという者ですが、捌いちゃってください」
とお願いをした。
「なたくんのことを捌いちゃうぞ!」
俺はギャーッと言って
かわむは笑顔だった。
「良い捌きだったよ!」
かわむはそう言って
サムズアップをしていた。
きっと高知で捌かれた「人間」は
俺くらいなのではないか。
それはそれでなんだか誇らしい気持ちがした。
その後の高知イオンは
そこかしこに抜け殻のようになった
紫色のオタが散見された。
泣いている者もあった。
この秋の川村オタは
どこか悲壮な覚悟すら持って、
あるいは燃やし尽くすかのような情熱をもって
ツアーを駆け抜けていた。
まさに川村さんと一心同体となって
いるかのようだった。
翌朝、公演当日。
高知は朝から
うろこ雲泳ぐ秋晴れであった。

散歩がてら
かのバスターミナルを訪れると
朝早くから同志の姿。
お互いに記念の写真を撮り、
公演の成功を誓い合って別れた。
「公演当日は忙しいから
朝に牛丼を卵付きで食べて
力を付ける!」
そう川村さんが言っていたことにならって
牛丼屋に入って朝食を済ませた。
今回はとことん川村さんに、
高知に染まった日々であった。
午前8時半。
とうとうオレンジホールの前に立った。
この時間というのは
直前に知らされた高知限定グッズを
買い求めるためであった。
既に十数人の精鋭が集まっていたが、
俺はなんだかんだで先頭集団に加わった。
物販の開始は正午。
3時間半は永遠のような時間になるかと思っていたが、
周りは皆心ひとつ。
すぐに打ち解けて
その時間は一瞬のうちに過ぎた。
限定のTシャツとアクスタは
わけなく買えた。
これを身に着けて
再びオレンジホールへ。
今度はもう戦いの舞台だ。
紫装束のオタクルムは
さながら維新志士のよう。
アンジュルムは戦いだ!
またしても川村さんの声が蘇る。
高知公演はメンバーと俺達の戦いだった。
現体制最後の高知。
アンジュルムの歌は
ひたすら楽しい!という感情を載せて
胸に迫る。
俺達も必死だ。
ミラー・ミラー。
踊るしかない。
Uraha=Lover。
泣くしかない。
"いとし"の洒脱な音に身を任せ
指ハートが舞台に届きそうに思えた頃。
いつの間にかオレンジホールは
暗転していた。
アンコールを迎えていた。
文乃、文乃!の叫び。
終わりが近づいていた。
俺達の悲喜を全てさらって、
底抜けに明るい音が響いた。
「暗い顔じゃ終われない!」
アンジュルムはいつもこうだ。
それで
いつもそれに救われてきたのだ。
高知のアイドル・川村文乃の
最後に高知で見せた姿は、
ひとりの男が
遠く盛岡で初めて見たときと
変わらぬ笑顔だった。
俺は高知で出会った
もの、ひと、うた。
全てを思い出しながら
快晴で視界不良の
瀬戸大橋を渡った。
11月28日のアンジュ 川村文乃ファイナル。
紫一色の客席と
誰もいないステージ。
高知にも仙台にも劣らない
文乃!と呼ぶ声。
川村さんだけが再び姿を表す。
諦めの悪い俺達に
「卒業」
その時を知らせてる。
ダブルアンコールとも呼ぶ。
一番上のスタンドからでもわかる
きらきら。
その姿は回遊魚にも
白鳥にも思えた。
センターステージ。
ゆっくりと歩を進める。
その度に絶えず
名前を呼ぶ声が上がる。
一生歩いていてくれ。
誰もがどこかでそう願っていただろう。
メインステージの上手袖で
何度も
何度も手を振る。
そして辿り着く
日本のアイドル誰しもが憧れる
ステージの真ん中。
遂に立ち止まり、
文乃がスキだと叫び続けた
俺達と向かい合う。
白煙。
それはゆっくりと
ステージに立ちこめる。
ああっ・・・
見えなくなっちゃう。
そう言いたげな声が
あちこちから漏れたその時。
火花。
ぱん、ぱんという音と
光に目が眩んだ俺達は
すかさず
再び舞台に目をやる。
川村文乃は消えた。
魔法がこの世にあれば
きっとこういうものなのだろう。
うわ・・・
ええ・・・
悲鳴のような
声にもならない声が
そこら中からしていた。
誰もいない魔法の解けた舞台に向かって
誰かが言葉をかけるなか、
俺は何度も振り返って
まだ人影多いスタンド席を後にした。
その日、
その後どう過ごしたか
あまり覚えていない。
川村文乃は消えた。
そのことが
俺の中にたしかに
不思議に
きらきらと
今も光り続けている。
====
スキという
傷みたいな音
アンジュルムではないけど
この詞が今ふと思い出されました。
楽曲大賞はあえて公表しません。
これをここまで読んでくださった物好きの皆さんには
それぞれの思う大賞があるでしょう。
それを2024年の大賞とします。
もやもやとする結論になり申し訳ありませんが
俺の2024年は
まさにその靄に消えました。
申し訳ありませんが
そんな気持ちを僅かながら
わかってもらえるかと思います。
ご理解くださいますようお願いいたします。
さて、2021年から4年にわたって続けてきました
勝手に楽曲大賞。
この歩みはまさに俺の
この4年の青春の記録でした。
今回の発表をもちまして
最後とすることとしました。
生まれて四半世紀過ごした秋田で
オタクとして人として
強く強く生きてきたつもりです。
そうして多くのものに出会う中で
いい年して浅はかながら
自分の進む道を見つけました。
険しい道ですが
初めて自分のために
行きたいと思える道です。
伴って2025年からは
石川に拠点を移すこととしました。
現場に姿を表すことは
少なくなるかもしれませんが
見かけた時は
いつでも声をかけてくださると嬉しいです。
ゴールは新たなスタートライン。
頑張ろうねお互いに。


